スペック足りてるのにPCがカクつく!重い原因と劇的に軽くする対処法

スペック足りてるのにPCがカクつく!重い原因と劇的に軽くする対処法

「推奨スペックを余裕で満たしているはずなのに、ゲームがカクつく」「高性能なゲーミングPCを買ったのに、動作が重い」

このような現象に悩まされていませんか? 高価なパーツを積んでいるのに期待通りのパフォーマンスが出ないと、故障を疑ったり、ストレスが溜まったりするものです。

実は、スペックが足りているのにカクつく場合、その原因の多くは「PCの故障」ではなく、「設定ミス」や「環境要因」にあります。ほんの少し設定を変えるだけで、嘘のように快適になることも珍しくありません。

この記事では、ハイスペックPCが重くなる意外な原因と、確実に解消するためのチェックポイントを網羅的に解説します。

この記事でわかること
  • 「スペック十分」でもカクつく3大原因(設定・熱・ソフト)
  • 初心者が見落としがちな「モニター接続」のミス
  • ゲームや動画編集が劇的に軽くなる設定変更手順
  • 故障かどうかの見極め方とハードウェアのチェック
目次

結論:まずは「ケーブルの場所」と「電源プラン」を確認して

詳しい解説に入る前に、最も初歩的かつ頻発している2つのミスを確認してください。これらが原因であれば、1分で解決します。

  1. モニターケーブルを「マザーボード」に挿していませんか?
    デスクトップPCの場合、映像ケーブル(HDMIやDisplayPort)は、PC背面上部の縦向きの端子ではなく、下部の横向きの端子(グラフィックボード)に挿す必要があります。間違えると高性能なGPUが使われません。
  2. 電源プランが「省電力」になっていませんか?
    Windowsの設定で「省電力」モードになっていると、CPUやGPUの性能が制限されます。「高パフォーマンス」に変更しましょう。

これらに問題がない場合、システム内部や熱の問題が考えられます。順に切り分けていきましょう。

なぜ重い?スペック十分でもカクつく主な原因

PCの性能が発揮されない原因は、大きく分けて「ソフトウェア(設定)」と「ハードウェア(物理)」の2つに分類されます。

1. ソフトウェア・設定の要因

バックグラウンドで重い処理が動いていたり、ゲーム側の設定がモニターのリフレッシュレートと合っていなかったりするケースです。また、グラフィックドライバーが古すぎたり、逆に最新版が不安定だったりすることもあります。

2. ハードウェア・物理的な要因

最も多いのが「熱暴走(サーマルスロットリング)」です。PCは熱くなりすぎると、故障を防ぐために強制的に性能を落とします。また、メモリの接触不良や、SSDの空き容量不足もカクつきの原因になります。

【症状別】原因切り分けチェックリスト

「どんな時にカクつくか」によって、疑うべき原因が異なります。ご自身の症状に近いものを探してください。

症状・タイミング 疑われる主な原因 優先すべき対策
ゲーム中、定期的に一瞬止まる バックグラウンドアプリの干渉
(ウイルス対策ソフト、録画機能など)
不要な常駐ソフトを停止する。
GeForce Experienceのオーバーレイを無効化する。
プレイ開始数分後から重くなる 熱暴走(サーマルスロットリング)
冷却不足で性能制限がかかっている。
CPU/GPU温度を確認する。
PC内部のホコリを掃除する。
常に動作がモッサリしている 電源プランの設定ミス
モニター接続ミス(内蔵GPU動作)
電源プランを「高パフォーマンス」へ。
ケーブルの接続位置を確認。
画面がチラつく・カクつく 垂直同期(V-Sync)の設定不一致
ドライバーの不具合
ゲーム内設定でV-SyncをON/OFF試す。
GPUドライバーを再インストール。

今すぐ試せる設定変更・対処法

ハードウェアの故障を疑う前に、以下の設定を見直すだけで改善するケースが大半です。

設定項目 具体的な手順 効果
電源プランの変更 「コントロールパネル」→「電源オプション」→「高パフォーマンス」を選択。 CPUが常に高いクロック数を維持するようになり、処理落ちを防ぎます。
ゲームモードをオン Windows設定 →「ゲーム」→「ゲームモード」をオンにする。 バックグラウンド処理を抑制し、ゲームにリソースを優先させます。
GPUドライバー更新 GeForce ExperienceやAMD Softwareから最新ドライバーへ更新。不調ならDDU等でクリーンインストール。 最新ゲームへの最適化やバグ修正が適用されます。
マウスのポーリングレート ゲーミングマウスの設定ソフトで、ポーリングレートを4000Hz/8000Hzから1000Hzに下げる。 高すぎるレートはCPU負荷を激増させ、カクつきの原因になります。

見落としがちなハードウェアのトラブル(熱・故障)

設定を見直しても直らない場合、PC内部の物理的な問題が疑われます。

1. 熱暴走(サーマルスロットリング)

CPUやGPUの温度が90℃〜100℃近くまで上がっていませんか? 冷却ファンにホコリが詰まっていたり、CPUグリスが乾いていたりすると、冷却が追いつかず性能が制限されます。フリーソフト(HWMonitorなど)で温度を確認し、高すぎる場合は内部清掃が必要です。

2. メモリ不足・デュアルチャネル未動作

「16GBあるから大丈夫」と思っていても、実は「8GB×1枚(シングルチャネル)」だと性能が出にくい場合があります。また、Chromeなどでメモリを大量消費したままゲームを起動すると不足することがあります。

3. ボトルネック現象

例えば「最新のグラフィックボード」に対して「5年前のCPU」を使っている場合、CPUの処理が追いつかず、GPUの性能を活かしきれない(ボトルネック)状態になります。タスクマネージャーで、CPU使用率が100%近く張り付いていないか確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. ネット回線が原因でカクつくことはありますか?

A. はい、オンラインゲームの場合はあります。これを「ラグ」と呼びます。キャラクターがワープしたり、弾が当たらない場合は回線を疑ってください。一方、オフラインのゲームやマウスカーソル自体がカクつく場合は、PC本体のスペックや設定の問題です。

Q2. 「垂直同期(V-Sync)」はオンとオフどっちがいい?

A. ケースバイケースです。画面のチラつき(ティアリング)が気になるならオン推奨ですが、入力遅延が発生しやすくなります。FPSなど競技性の高いゲームではオフにするのが一般的ですが、カクつきが酷い場合はオンにすると安定することもあります。

Q3. ウイルス対策ソフトは入れたままでいいですか?

A. 基本的には問題ありませんが、スキャン中などは重くなります。ゲームモード機能があるセキュリティソフトを使うか、プレイ中だけ一時的に「サイレントモード」などに設定することをおすすめします。

Q4. SSDの空き容量は関係ありますか?

A. 大いに関係します。SSDは空き容量が極端に少なくなると(残り10%以下など)、読み書き速度が低下します。不要なファイルを削除して、少なくとも20%程度の空き容量を確保してください。

Q5. 結局、故障かどうか判断するには?

A. 他の重いゲームやベンチマークソフト(Cinebenchや3DMarkなど)を試してください。特定のゲームだけカクつくなら「相性や設定」の問題、すべての動作が重いなら「熱暴走やOS、パーツの不調」の可能性が高いです。

まとめ

「スペックが足りているのにカクつく」という現象は、PCからのSOSサインです。故障を疑う前に、まずは以下の3点を徹底的に確認してください。

  • モニターケーブルの接続位置(グラボに挿さっているか)
  • 電源プランの設定(高パフォーマンスになっているか)
  • PCの温度(熱暴走していないか)

多くの場合はこれらを見直すだけで、本来のサクサクとした動作を取り戻すことができます。諦めずに一つずつ原因を潰していきましょう。

参考文献

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この記事を書いた人

家電トラブル解決アドバイザー 元大手家電量販店スタッフ。数千人以上のお客様の「困った」を店頭で解決してきた経験を活かし、家電・スマホ・PCのトラブル解消法を発信中。「説明書より分かりやすく、公式より親身に」をモットーに、専門用語を一切使わず、今すぐ試せる解決手順を提案します。お使いの家電が動かない時、まずは私の記事を頼ってください。 [→ 詳しいプロフィールを見る]

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