「ASUSのパソコンは安いけど、壊れやすいのではないか」「サポートの対応が悪いと聞いて不安」といった疑問を持ち、購入を迷っている方は少なくありません。
確かに一昔前までは「安かろう悪かろう」という評価もありましたが、現在のASUSは世界シェア上位を誇るトップメーカーであり、品質は劇的に向上しています。しかし、国内メーカーの手厚いサポートに慣れていると、対応のドライさに戸惑うユーザーがいるのも事実です。
この記事では、ASUSの評判が「悪い」と言われる具体的な理由と、それを踏まえた上での正しい選び方を解説します。メリット・デメリットを理解すれば、ASUSは最強のコストパフォーマンスを発揮する相棒になるはずです。
結論:ASUSは「コスパ最強」だがサポートに癖あり
結論から言うと、ASUSのパソコンは「ある程度自分でトラブル解決できる人」や「コスパを最優先したい人」には非常におすすめです。同等の性能を持つ他社製品と比べても価格が安く、デザインや液晶の品質(特に有機EL)は頭一つ抜けています。
一方で、「パソコンに詳しくない初心者」や「電話一本で手取り足取り教えてほしい人」には、国内メーカー(NECや富士通など)の方が安心できる場合があります。ASUSのハードウェア自体の故障率は他社と大きく変わりませんが、万が一トラブルが起きた際のサポート対応が、国内メーカーほど手厚くない(マニュアル対応的である)ことが「評判が悪い」と言われる最大の要因です。
なぜ「評判が悪い」と言われるのか? 3つの主な理由
ネット上の口コミや評判でネガティブな意見が見られるのには、明確な理由があります。購入前に以下のリスクを知っておけば、対策が可能です。
1. サポート対応への不満(日本語・対応品質)
最も多いのがサポートに関する不満です。コールセンターやチャットサポートの一部が海外拠点にあり、「日本語のニュアンスが伝わりにくい」「マニュアル通りの回答しか返ってこない」といった声が挙がることがあります。ただし、近年は日本国内の修理拠点を拡充したり、サポート品質の向上に力を入れたりしており、状況は改善されつつあります。
2. キーボード配列のクセ
海外メーカー特有の問題として、キーボードの配列が少し特殊なモデルが存在します。英語配列のキーボードを無理やり日本語配列の枠に収めたようなモデルでは、Enterキーが小さかったり、BackSpaceキーの位置が微妙だったりすることがあります。購入前には必ずキーボードの写真をチェックすることをおすすめします。
3. 廉価モデルの質感と排熱
ASUSは非常に安価なモデル(Vivobookの一部など)も販売していますが、これらはコストカットのために筐体がプラスチック製で安っぽく見えたり、高負荷時の排熱処理が甘かったりすることがあります。「安いから」という理由だけで低スペックなモデルを選ぶと、「動作が重い」「ファンがうるさい」といった不満につながりやすいです。
それでもASUSが選ばれる理由(メリット)
悪い評判がある一方で、ASUSは多くのユーザーに愛用されています。ネガティブ要素を上回るメリットがあるからです。
圧倒的なコストパフォーマンス
同じCPUやメモリを搭載したパソコンで比較すると、ASUSは他社よりも数万円安いことが珍しくありません。浮いた予算で周辺機器を揃えたり、ワンランク上のスペックを選んだりできるのは大きな魅力です。
有機EL(OLED)ディスプレイの標準搭載
ASUSはノートパソコンへの有機ELディスプレイ搭載に最も積極的なメーカーの一つです。液晶とは比べ物にならないほど映像が美しく、黒色が引き締まって見えるため、動画視聴やクリエイティブ作業をする人には最適です。
自損もカバーする「ASUSのあんしん保証」
ASUSには、通常のメーカー保証(自然故障のみ)に加え、落下や水没、ウイルス感染などの「自損」でも修理対応してくれる「ASUSのあんしん保証」というサービスがあります。製品購入後に登録(無料プランあり)するだけで適用されるため、持ち運びが多い学生やビジネスマンにとって強力な安心材料となります。
失敗しないASUSノートパソコンの選び方
ASUSには多くのシリーズがあり、用途に合わせて選ぶことが重要です。自分の目的に合わないシリーズを買ってしまうと、「重い」「電池が持たない」といった後悔につながります。
| 【シリーズ名】 | 【特徴・用途】 | 【おすすめユーザー】 |
|---|---|---|
| Zenbook | 薄型軽量のプレミアムモデル。デザイン性が高く、有機EL搭載機が多い。 | 持ち運び重視の社会人・学生 デザインにこだわりたい人 |
| Vivobook | コスパ重視のスタンダードモデル。ポップなデザインと豊富なカラーが特徴。 | 初めてPCを買う人 予算を抑えたい人 |
| ROG / TUF | ゲーミングPCブランド。ROGは高性能、TUFは耐久性とコスパ重視。 | PCゲームをしたい人 動画編集など重い作業をする人 |
よくある質問(FAQ)
Q1. ASUSのパソコンはどこの国のメーカーですか?
A. 台湾(タイワン)の台北に本社を置くメーカーです。パソコンのマザーボード(基板)では世界シェアNo.1の実績があり、技術力には定評があります。
Q2. 修理が必要になった場合、どこに出せばいいですか?
A. 公式サイトのサポートページから「オンライン修理受付」を行うのが一般的です。指定の運送業者が自宅まで引き取りに来てくれます。家電量販店で購入した場合は、店舗の修理窓口に相談することも可能です。
Q3. 「あんしん保証」は有料ですか?
A. 無料プランと有料プランがあります。購入後30日以内に製品登録を行えば、1年間の無料保証(部品代の20%のみ自己負担)が受けられます。3年間の完全保証などを希望する場合は、有料のパッケージを購入する必要があります。
Q4. バッテリー交換は自分でできますか?
A. 最近の薄型ノートパソコンはバッテリーが内蔵されており、ユーザー自身での交換は推奨されていません。無理に分解すると保証対象外になるため、サポートセンターへ交換を依頼することをおすすめします。
Q5. 結局、ASUSは買っても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。世界的に見ても信頼性の高いメーカーであり、初期不良に当たる確率は他社と同程度です。「サポートに過度な期待をしない」「用途に合ったスペックを選ぶ」という点さえ押さえれば、非常に満足度の高い買い物になります。
まとめ
ASUSのパソコンが「評判が悪い」と言われる主な原因は、過去のサポート体制や一部の廉価モデルに対する不満によるものです。ハードウェアとしての品質は高く、特にコストパフォーマンスと映像美(有機EL)においては他社を圧倒する魅力があります。
「手厚いサポートがないと不安」という方には不向きかもしれませんが、「ある程度自分で調べられる」「とにかくコスパ良く高性能なPCが欲しい」という方にとっては、ASUSは間違いなく有力な選択肢です。万が一の故障が心配な場合は、購入直後に「あんしん保証」への登録を忘れないようにしましょう。
