パソコンがウイルス感染しているか確認する方法!症状チェックと無料スキャン手順

パソコンがウイルス感染しているか確認する方法!症状チェックと無料スキャン手順

「パソコンの動作が急に重くなった」「見覚えのないポップアップ広告が消えない」「『ウイルスに感染しました』という警告が出た」

このような症状が出ると、自分のパソコンがウイルスに感染してしまったのではないかと不安になるものです。しかし、画面上の警告は「偽物(サポート詐欺)」である場合も多く、冷静な判断が必要です。

この記事では、パソコンが本当にウイルスに感染しているかを確認する正しい手順と、感染が疑われる危険なサイン、そして万が一感染していた場合の対処法を初心者にもわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • Windows標準機能を使って無料でウイルスチェックする方法
  • 「感染の疑いがある」パソコンによく出る症状リスト
  • ブラウザに出る「ウイルス感染警告」の正体と見分け方
  • 本当に感染していた時にまずやるべき応急処置
目次

結論:まずは「Windowsセキュリティ」でスキャンする

ウイルス感染を確認する最も確実で手軽な方法は、Windows 10/11に標準搭載されている「Windowsセキュリティ(旧 Windows Defender)」を使ってスキャンすることです。

特別なソフトを購入しなくても、Windowsには強力なウイルス対策機能が最初から備わっています。まずは以下の手順で「クイックスキャン」を実行し、脅威が見つかるか確認してください。

Windowsセキュリティでの確認手順

  1. 画面下の「スタートボタン」をクリックし、「設定(歯車アイコン)」を開く。
  2. 「更新とセキュリティ」(Windows 11の場合は「プライバシーとセキュリティ」)をクリック。
  3. 「Windowsセキュリティ」→「Windowsセキュリティを開く」を選択。
  4. 「ウイルスと脅威の防止」をクリックし、「クイックスキャン」ボタンを押す。

これで「現在の脅威はありません」と表示されれば、ひとまず緊急性の高いウイルスは検知されなかったことになります。より詳しく調べたい場合は、スキャンのオプションから「フルスキャン」を選択してください(時間はかかりますが、全ファイルを検査します)。

ウイルス感染が疑われる「危険なサイン」一覧

スキャンで検知されなくても、パソコンの挙動がおかしい場合は、新種のウイルスや迷惑ソフト(アドウェア)の影響が考えられます。以下の症状に当てはまるものがないかチェックしてください。

症状 考えられる原因・リスク
動作が極端に重い・遅い ウイルスがバックグラウンドで活動し、CPUやメモリを占有している可能性があります(コインマイナー等)。
勝手に再起動・電源が落ちる システムファイルを破壊するウイルスや、遠隔操作されている恐れがあります。
見覚えのないアプリがある フリーソフトのインストール時に、意図せず迷惑ソフトが同梱されていた可能性があります。
ファイルが開けない・拡張子が変わった 【危険度:高】ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)の可能性が高いです。直ちにネットワークを切断してください。
ブラウザのホーム画面が変わった ブラウザハイジャッカーと呼ばれる迷惑プログラムの影響です。検索エンジンが勝手に変更されます。

注意:「ウイルスに感染しました」という警告画面について

インターネットを見ている最中に、突然「警告!ウイルスに感染しました」「Windowsセキュリティが破損しています」といった画面が表示され、ピーという警告音が鳴ることがあります。

これは99%の確率で「サポート詐欺(偽警告)」です。

本物と偽物の見分け方

  • 偽物(詐欺):ブラウザの中に表示される。「電話してください」と電話番号が書いてある。「今すぐ更新」などのボタンがある。
  • 本物(Windowsセキュリティ):画面右下の通知エリアからひっそりと通知が出る。電話番号が表示されることは絶対にない。

もし偽警告が出た場合は、慌てて電話をかけたりボタンをクリックしたりせず、ブラウザを閉じる(「×」ボタンを押す)だけで解決します。閉じられない場合は「Ctrl + Alt + Delete」でタスクマネージャーを開き、ブラウザを強制終了してください。

本当に感染していた場合の対処法

セキュリティソフトのスキャンで「脅威が検出されました」と表示された場合、以下の手順で対処してください。

手順 内容 目的
1. ネットワークを切断する LANケーブルを抜き、Wi-Fiをオフにする(機内モードにする)。 情報の流出や、他の機器への感染拡大を防ぐため。
2. 駆除・隔離を実行する セキュリティソフトの指示に従い、「検疫」「削除」「駆除」などのボタンを押す。 ウイルスを無害化し、システムから取り除くため。
3. パスワードを変更する 安全な別の端末(スマホなど)を使って、Googleや銀行、SNSなどのパスワードを変更する。 感染中にパスワードが盗まれている可能性があるため。
4. 初期化(最終手段) 駆除できない場合や動作がおかしい場合は、パソコンを初期化(リカバリ)する。 システムを工場出荷状態に戻し、ウイルスを完全に消去する。

よくある質問(FAQ)

Q1. 無料のセキュリティソフトでも大丈夫ですか?

A. Windows標準の「Windowsセキュリティ」は非常に高性能で、一般的な用途であれば十分な保護能力があります。ただし、ネットバンキングを頻繁に利用する場合や、より手厚いサポートが必要な場合は、有料のセキュリティソフト(ノートン、ウイルスバスターなど)の導入を検討しても良いでしょう。

Q2. スマホもウイルス感染しますか?

A. はい、します。特にAndroidは不正アプリによる感染リスクがあります。iPhoneは比較的安全ですが、カレンダーにスパム予定が入るなどの被害はあります。パソコンと同様に、怪しいリンクを開かないことが重要です。

Q3. ウイルススキャンが終わらないのですが…

A. 「フルスキャン」の場合、ファイル数によっては数時間〜半日かかることもあります。パソコンがフリーズしていない限り(マウスが動くなら)、気長に待ってください。スリープ設定をオフにしておくことをおすすめします。

Q4. 感染経路はどこからが多いですか?

A. 主な経路は「怪しいメールの添付ファイル」「フィッシングサイト」「フリーソフトのインストール」「USBメモリ」です。最近は、実在する企業を装ったメールから偽サイトに誘導されるケースが増えています。

Q5. 初期化したらデータは消えますか?

A. はい、パソコン内の写真や書類データはすべて消えます。ウイルス感染時はバックアップを取るのもリスク(バックアップ媒体に感染する可能性がある)ですが、必要なデータがある場合は、専門業者に相談するか、慎重にクラウドへ退避させるなどの対応が必要です。

まとめ

パソコンのウイルス感染が心配なときは、焦らず以下の手順を踏んでください。

  • まずは「Windowsセキュリティ」でクイックスキャンを実行する。
  • ブラウザに出る「ウイルス感染」の警告は、電話番号が書いてあれば詐欺(偽警告)なので無視して閉じる。
  • 本当に感染していたら、ネットを切断して駆除または初期化を行う。

日頃からWindows Updateを最新の状態にし、怪しいメールやリンクを開かないことが最大の防御策です。

参考文献

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この記事を書いた人

家電トラブル解決アドバイザー 元大手家電量販店スタッフ。数千人以上のお客様の「困った」を店頭で解決してきた経験を活かし、家電・スマホ・PCのトラブル解消法を発信中。「説明書より分かりやすく、公式より親身に」をモットーに、専門用語を一切使わず、今すぐ試せる解決手順を提案します。お使いの家電が動かない時、まずは私の記事を頼ってください。 [→ 詳しいプロフィールを見る]

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