【iPhone 2年返却】デメリットは「故障」と「忘れ」!元店員が教える損しない鉄則

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「iPhone 15が実質半額!」「2年後に返却すれば残りの支払いは不要!」

キャリアショップや家電量販店で、こんな魅力的なポスターを見たことはありませんか? 最新のiPhoneが驚くほど安く使えるように見えますが、同時に「うまい話には裏があるんじゃないの?」「壊れたらどうなるの?」と不安を感じている方も多いはずです。

結論から言うと、この「2年返却プログラム」は決して詐欺や罠ではありません。しかし、仕組みを正しく理解していないと、逆に高くついてしまう「落とし穴」が存在するのも事実です。

元家電販売員として、多くのお客様の契約や返却トラブルを見てきた私が、パンフレットの小さな文字に隠された「故障時のペナルティ」と「返却忘れの代償」を分かりやすく解説します。絶対に損しないための防衛策を知って、賢く最新iPhoneを手に入れましょう。

目次

「実質半額」の裏側。これはレンタルではなく「借金」です

まず最初に、このプログラムの正体をはっきりさせておきましょう。これは「レンタル」ではありません。「残価設定型ローン」という借金です。

例えば、15万円のiPhoneを買うとします。キャリアは「2年後には7万円くらいの価値があるだろう」と予想し、その7万円(残価)をあらかじめ支払いから除外します。そして、残りの8万円を24回払いで支払う仕組みです。

では、2年後に何が起きるのでしょうか?

「端末を返却する」というのは、正確には「端末をキャリアに売却して、その売却益で残りの7万円(残価)をチャラにする」という行為なのです。

つまり、2年後に「7万円の価値がある状態」で返却しなければなりません。もしボロボロの状態だったら? 当然、7万円の価値はないと判断され、差額を請求されることになります。これが、このプログラム最大のリスクです。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 「借りている」のではなく「自分のものをきれいに使って、高く売る」という意識を持ってください。

なぜなら、所有権はあなたにあるからです。2年後に返さずに、残価を支払って使い続けることも可能です。勝手に回収されることはありませんので、その点は安心してくださいね。

最大のデメリット!画面が割れると「22,000円」の罰金!?

このプログラムを利用する上で、最も恐ろしいのが「故障」です。

返却時に画面が割れていたり、電源が入らなかったりすると「故障時利用料」というペナルティが発生します。その額は、ドコモ・au・ソフトバンクともに最大22,000円(不課税)です。

「ちょっとヒビが入っただけ」でも、査定では「機能不良品」とみなされ、満額の22,000円を請求されるケースが多々あります。せっかく安く買ったのに、最後に高額な支払いが待っているなんて悲劇ですよね。

しかし、これを回避する唯一の方法があります。それが「ケータイ補償サービス」への加入です。

月額1,000円〜1,500円程度の補償サービスに入っていれば、この故障時利用料が2,000円〜5,000円程度に大幅減額されます。

「補償代がもったいない」と思うかもしれませんが、2年間で約2〜3万円の保険料で、万が一の時の22,000円のリスクと、修理代のリスクをカバーできると考えれば、決して高くはありません。特によくスマホを落とす方は、必須コストとして計算に入れておきましょう。

返却を忘れるとどうなる?「3年目の自動延長」という罠

もう一つの落とし穴が「返却忘れ」です。

「2年経ったら勝手に回収に来てくれるんでしょ?」と思っている方は要注意です。自分から手続きをしない限り、契約は自動的に継続されます。

もし25ヶ月目までに返却しなかった場合、免除されるはずだった「残価(例:7万円)」が、自動的に「24回払い(再分割)」されて、3年目以降も請求が続きます。

「気づいたら48回払いになっていて、定価全額を支払うことになっていた」という失敗談は後を絶ちません。こうなると、プログラムのお得さは完全に消滅します。

対策はシンプルです。契約したその日に、カレンダーアプリの2年後の日付に「iPhone返却手続き」と登録し、通知を設定してください。これだけで、数万円の損を防ぐことができます。

あなたはどっち?「向いている人」と「一括で買うべき人」

ここまでリスクをお話ししましたが、条件さえ合えば、これほどお得な買い方はありません。最後に、あなたがこのプログラムに向いているかどうかをチェックしましょう。

比較項目 2年返却プログラム 一括購入(または通常ローン)
向いている人 ・常に最新機種を使いたい
・スマホをきれいに使える
・補償サービスに入る
・一つの機種を3年以上使う
・ケースもフィルムもつけない
・返却手続きが面倒
3年目のコスト 新しい機種に乗り換え(安価)
または残価の支払いが続く
端末代は0円(通信費のみ)
損益分岐点 2年で買い替えるなら最強 3年以上使うならお得

もしあなたが「一度買ったら壊れるまで4〜5年は使う」というタイプなら、プログラムを使わずに一括で買うか、型落ちの中古iPhoneを買う方がトータルコストは安くなる可能性が高いです。

逆に「2年ごとに新しいiPhoneにワクワクしたい」という方には、このプログラムは最強の味方になります。

まとめ:リスクを知れば怖くない

iPhoneの2年返却プログラムのデメリットは、突き詰めれば「故障時の22,000円」「返却忘れによる自動延長」の2点に集約されます。

この2つのリスクさえ理解し、対策(補償加入とカレンダー登録)をしておけば、最新のiPhoneを実質半額以下で使い倒すことができます。

リスクを正しく理解したあなたなら、もう「裏があるのでは?」と怯える必要はありません。ご自身のライフスタイルに合わせて、賢い選択をしてくださいね。

もし契約に進むなら、「補償サービス」と「頑丈なケース・ガラスフィルム」をセットにするのをお忘れなく!

参考文献

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この記事を書いた人

家電トラブル解決アドバイザー 元大手家電量販店スタッフ。数千人以上のお客様の「困った」を店頭で解決してきた経験を活かし、家電・スマホ・PCのトラブル解消法を発信中。「説明書より分かりやすく、公式より親身に」をモットーに、専門用語を一切使わず、今すぐ試せる解決手順を提案します。お使いの家電が動かない時、まずは私の記事を頼ってください。 [→ 詳しいプロフィールを見る]

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