スマホの画面割れは放置して大丈夫?修理代の相場と自分でできる応急処置

スマホの画面割れは放置して大丈夫?修理代の相場と自分でできる応急処置

「スマホを落として画面にヒビが入ってしまったけれど、タッチ操作はできるからそのまま使っている」という方は意外と多いのではないでしょうか。

しかし、スマホの画面割れを放置することは、単に見栄えが悪いだけでなく、指を怪我したり、内部に水やホコリが侵入して故障の原因になったりと、多くのリスクを伴います。最悪の場合、大切なデータが取り出せなくなることもあります。

この記事では、スマホの画面が割れた時にまずやるべきこと、修理費用の相場、そして自分でできる応急処置について詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 画面割れを放置するリスクと危険性
  • iPhoneとAndroidの修理代金の相場
  • キャリア(ドコモ等)と非正規店の修理の違い
  • 自分でできる応急処置とNG行動
目次

結論:放置は危険。バックアップを取って早めの修理を

結論から言うと、スマホの画面割れは「放置せずに早めに修理する」のが正解です。

今は使えていても、ガラスの破片が内部に入り込んだり、わずかな隙間から湿気が侵入したりすることで、突然電源が入らなくなるリスクがあります。特にタッチ操作が効かなくなると、データのバックアップすら取れなくなってしまいます。

修理に出すまでの間は、セロハンテープや専用の保護フィルムで応急処置を行い、できるだけ早くデータのバックアップを取ることを強くおすすめします。

スマホの画面割れを放置するリスク

「少しのヒビだから大丈夫」と思って使い続けると、以下のようなトラブルに発展する可能性があります。

1. 指や顔を怪我する

割れたガラスの破片は非常に鋭利です。スワイプ操作で指を切ったり、通話中に耳や頬を傷つけたりする恐れがあります。また、寝ながらスマホを操作していて、微細なガラス片が目に入る危険性もあります。

2. 誤作動(ゴーストタッチ)が起きる

画面のセンサーが破損すると、触っていないのに勝手に操作される「ゴーストタッチ」が発生することがあります。勝手に電話をかけたり、アプリを削除したり、パスコードを何度も間違えてロックがかかってしまうこともあります。

3. 水没や内部故障の原因になる

画面のヒビ割れは、防水性能を著しく低下させます。雨粒や手汗、湿気などが内部に侵入しやすくなり、基板が腐食して「水没故障」と同じ状態になることがあります。こうなると修理費用も高額になります。

まず最初にやるべき切り分けと対応

画面が割れてしまった直後に確認すべきことと、最初のアクションです。

タッチ操作ができるか確認する

画面のどこを触っても反応するか、特定の部分だけ反応しないかを確認します。全く反応しない場合は、マウスを接続して操作できるか試す(Androidの場合)などの代替手段が必要です。

データのバックアップを取る

操作ができるうちに、写真や連絡先、LINEのトーク履歴などのバックアップを取ってください。修理に出すとデータが初期化される場合があるため、これは最優先事項です。

応急処置をする

ガラスの飛散を防ぐため、応急処置用フィルムやセロハンテープを貼ります。ラップで巻くのも一時的には有効ですが、操作性が落ちるため緊急時のみにしましょう。

修理代金の相場(iPhone・Android)

修理費用は機種や依頼先によって大きく異なります。一般的な相場をまとめました。

依頼先 iPhone修理費用(目安) Android修理費用(目安)
メーカー・キャリア
(補償あり)
3,000円〜5,000円 3,000円〜8,000円
メーカー・キャリア
(補償なし)
2万円〜5万円 2万円〜6万円
非正規修理店
(街のスマホ修理屋)
5,000円〜2万円 1万円〜3万円

キャリア(ドコモ等)と非正規店の違い

修理をどこに頼むかで、メリット・デメリットが異なります。

キャリア・メーカー修理(正規店)

  • メリット:純正部品を使用するため品質が確実。補償サービスに入っていれば安く済む。
  • デメリット:データが初期化されることが多い。修理期間が長い(1週間〜2週間)。予約が取りにくい。

非正規修理店(街の修理屋さん)

  • メリット:即日修理が可能(最短30分〜)。データを消さずに修理できる場合が多い。料金が比較的安い。
  • デメリット:純正部品ではない(互換品)場合がある。メーカー保証の対象外になる可能性がある。

自分で修理(DIY)はできる?

Amazonなどで「交換用パネル」や「修理キット」が販売されていますが、自分での修理はおすすめしません。

最近のスマホは防水性能を高めるために強力な接着剤で密閉されており、専用の工具(ヒートガンなど)がないと開けることすら困難です。無理にこじ開けてバッテリーを傷つけ発火させたり、ケーブルを切断して完全に壊してしまったりするリスクが非常に高いです。また、自分で分解すると「技適マーク」の効力が失われ、法的に問題になる可能性もあります。

少しの割れなら「補修」で凌げる?

「画面の端が少し欠けただけ」「一本ヒビが入っただけ」という場合、修理せずに使い続けたいと考えるかもしれません。

その場合は、「ガラスフィルム」「UVレジン(スマホ補修用)」を使って、傷口を保護する方法があります。ただし、これはあくまで「傷を広げない」「指を切らない」ための処置であり、内部へのダメージを防ぐものではありません。あくまで次の機種変までのつなぎとして考えましょう。

やってはいけないNG行動

画面が割れた状態でやってはいけないことがあります。

お風呂やプールで使う

防水スマホであっても、画面が割れていれば防水性能はゼロです。湿気の多い場所での使用は、即座に水没故障につながります。

そのままポケットに入れる

ポケットの中で鍵や小銭と擦れたり、座った時の圧力でヒビが広がったりします。ガラス片がポケットの中に散らばる危険もあります。

強力接着剤(アロンアルファ等)で埋める

一般的な瞬間接着剤は、乾燥すると白くなったり、内部に浸透して液晶を壊したりします。スマホ専用の補修材以外は使わないでください。

ケース別のおすすめ判断

状況に合わせて、最適な選択肢を選びましょう。

状況 おすすめの対応
キャリアの補償に入っている 迷わずキャリアショップへ。数千円で新品同等品に交換できる場合が多い。
補償なし・データが大事 非正規の修理店へ。「データそのまま」を売りにしている店を選ぶ。
もうすぐ機種変予定 保護フィルムで応急処置をして乗り切る。バックアップは頻繁に取る。
古い機種を使っている 修理代が高くつくなら、中古の白ロム端末を買ってSIMを差し替える方が安い場合も。

予防策:二度と割らないために

修理や機種変更をした後は、同じ悲劇を繰り返さないための対策をしましょう。

  • ガラスフィルムを貼る:衝撃を吸収し、身代わりになって割れてくれます。
  • 手帳型ケースを使う:画面全体を覆うため、落下時の保護性能が高いです。
  • スマホリングやストラップを使う:落下そのものを防ぐのが最も効果的です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 画面割れ修理でデータは消えますか?

A. キャリアやメーカー修理では、個人情報保護の観点から初期化されることが基本です。一方、街の修理店(非正規店)では、データを保存したまま部品交換だけを行うことが多いため、データが残る可能性が高いです。

Q2. 修理にかかる時間はどれくらいですか?

A. 非正規店なら最短30分〜1時間程度で完了します。キャリアやメーカー修理の場合は、預かり修理となるため1週間〜2週間かかることが一般的です(代替機の貸し出しがある場合もあります)。

Q3. 画面割れの下取りはできますか?

A. 可能です。ただし、正常品に比べて下取り価格は大幅に下がります(ジャンク品扱い)。キャリアの下取りプログラムでは、画面割れがあっても一定額で引き取ってくれる場合があるため、確認してみましょう。

Q4. 100均の保護フィルムでも効果はありますか?

A. 応急処置としては十分効果があります。ガラスの飛散を防ぎ、指の怪我を防止できます。ただし、衝撃吸収性能は高価なガラスフィルムに劣るため、あくまで一時的な対策と考えましょう。

Q5. 歯磨き粉で傷が消えるって本当ですか?

A. 研磨剤入りの歯磨き粉で磨くと、ごく浅い擦り傷なら目立たなくなることがありますが、ヒビ割れには全く効果がありません。むしろ研磨剤が隙間に入り込んだり、コーティングを剥がしたりして悪化させる原因になるため、おすすめしません。

まとめ

スマホの画面割れは、放置すればするほどリスクが高まります。操作ができるうちにバックアップを取り、補償の有無を確認して修理先を決めましょう。

「補償ありならキャリア」「データ重視・急ぎなら修理店」「機種変間近なら応急処置」という判断基準で、最適な対応を選んでください。

参考文献

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この記事を書いた人

家電トラブル解決アドバイザー 元大手家電量販店スタッフ。数千人以上のお客様の「困った」を店頭で解決してきた経験を活かし、家電・スマホ・PCのトラブル解消法を発信中。「説明書より分かりやすく、公式より親身に」をモットーに、専門用語を一切使わず、今すぐ試せる解決手順を提案します。お使いの家電が動かない時、まずは私の記事を頼ってください。 [→ 詳しいプロフィールを見る]

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